3期が始まる前にまとめなくては……!
ということで俺設定爆発させつつ一区切り。
Novemの皆様、ありがとうございました!


「んで気付いてみれば手荷物はないわ呪文は使えないわでマジ焦ったさなんか目の前にドラゴンいるし。ミドリの。そんなところで後ろ向きに全力で前進したところで誰も文句言いやしないだろ、だってなんかこう呪文使えないってナシだろ、無理だろ。だいたいだなあ、」
「お話が長う存じます。一言で仰ってくださいましな」
「宝玉なんて崇めるようなもんじゃないってことさ」
「……あら、貴女がそれを仰る?」
「いや、さ。ペリケペルカって子を倒したくらいから思ってたんだけれどさ……わたしみたいな”ただの魔法使い”でも手に入るような”伝説”だなんて伝説でも何でもないだろ、普通に考えて。確かにただの石っころじゃないことは認めるけれど、それで運命が変わるーだとかそういう類のモンじゃない。だいたい1,000人近くが手に入れられる伝説が伝説のはずないだろ、違うかい?」
「その真偽は存じかねますけれども――それならば魔法使い、宝玉を手にして”確実に何かが変わった”他の探索者様のことをどう説明するおつもり?」
「そりゃ”その人がそういう運命を持ってた”んだよ。数奇な運命が大好きな守護霊さんでもついてたんじゃないかな。そういう人はたぶんこの島に来なくても何かが変わってたさ。それが別の大陸でも、次元を越えた異世界だとしてもだ」
「推論、大いに結構といったところに存じますわね。……ところで魔法使い」
「なんだい亡霊」
「貴女、ご自身が”ただの魔法使い”って自覚はおありになりましたのね」
「ほっとけ」
***
 ――以上が件の島に関する顛末に存じます。魔法使いの言を全て鵜呑みにするのはいささか危うく存じますけれども……私の結論と致しましても、件の島に関しまして、これ以上我ら幽靈家が関与することは何も御座いませんかと存じますわ。
 島の維持装置が壊れないまま、最後まで事が進んだらどうなるのか? さあ、それは存じませんけれども……あの島の探索者の皆様が揃いも揃って我らが庭に来られますことはあられませんかと。……それ以外の方への影響? 相変わらず心配が過ぎますわよ祁更兄様、それだったら島のことよりも戦争のことでも心配されたら如何かしら――あら失礼。まあ、そのことを気にされるのであればそれこそ、探索者に紛れて調べても致し方のないことですわ。
 そういうことですわ兄様。これから件の島で何かが起こりましても、それはまったく別の事象。今から何か対策を打てる類のものには存じませんでよ。
 え、魔法使い? アレは……そう、”永遠に”ただの魔法使いですわ。アレの手に掛かればどんな伝説も凡庸なものに成り下がること請け合い。だってそうでしょう、アレは伝説とやらに憧れすぎて伝説を片っ端から否定する本末転倒ですもの。「隣の芝生は青い」とはよく聞きますけれども、「ウチの芝生は枯草」は初めて見ましたわよ? まあ、本人が楽しいのであればそれでおよろしいのではなくて?
 ……そんなわけで、私久々に動きまして若干疲れましたので休んでお宜しいかしら、10年くらい。
 駄目?
 あら残念。

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