メモが出てきたので。
DSの3DRPG「エルミナージュDS Remix ~闇の巫女と神々の指輪~」の雑感です。
一部ネタバレを含んだり長かったり無駄に偉そうだったりするかもしれませんが、色々とご容赦いただければ幸いです。


エルミナージュ DS Remix ~闇の巫女と神々の指輪~ エルミナージュ DS Remix ~闇の巫女と神々の指輪~
(2008/11/13)
Nintendo DS

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■システム:★★★★★
 Wiz系な3DダンジョンRPG。
 いくつかのダンジョンがあり、それらのうちランダムな5箇所に「指輪」があるので探して、見つけたらラスボスの待つダンジョンに挑んでラスボスを殴ってね、というなんとも分かりやすいアレです。
 指輪のありかは (ランダム配置のため) 原則ノーヒント。ただし唯一のヒントとなる「コンパス」に「フェイム」を捧げることによって「コンパス」が指輪のありかを差し示すようになる、ので、各地でイベントをこなして「フェイム」を稼ぎ、「コンパス」に捧げて指輪を探す、というのが基本的な流れです。
 キャラメイクは種族9+3種、クラス16種、性格が善・中立・悪の3種。
 種族がシナリオ進行で最大+3種されるのですが、種族が追加されるであろうタイミングが比較的終盤になりやすいこと、追加される種族が「ゴブリン」etcって微妙に嬉しくない気がする、ということで追加種族は完全に「使いたければ使えばいいよ」程度のレベルです。
 なお転職は可能、アイテムを使わない転職では呪文のみ持ち越します。
(アイテムを使うと経験値も持ち越したり、性別の壁を突破したりする)
 個人的に特筆すべき点は、顔アイコンを任意に選べることかと思います。
 好みの顔アイコンが見つかるかどうかは別問題です。
 ダンジョン潜って敵倒してアイテム入手して、街に戻って休んでレベル上げて……の単純作業なのですが、これがなかなかどうして、面白い。ダンジョンごとに特徴のあるマップや仕掛け、装備であれば腕だろうが波動だろうが容赦なく獲得できる「盗む」、キャラが地味に濃いNPC陣。
 ゲーム内にはイベントの「ヒント屋」、「2週目以降のレアアイテム入手率増加」などがあり、回数を重ねる気さえあるのであればコンプリートの敷居を下げるためのシステムもある。隠しボスは異常に強いのですが、とあるバグ技が輪をかけて強すぎるお陰で何だかんだで突破できてしまう。
 ある種至れり尽くせり。
 200時間近く、ほとんどダレずに遊べるとか素晴らしい……。
 ということで、秀逸なバランスに敬意を評して★5つにさせて頂きます。
■グラフィック:★★★☆☆
 モンスターのグラフィックが素敵です、カッコいい。大型モンスターに遭遇すると画面が上のほうにスライドする芸の細かさもたまらない。街施設のグラフィックも書き込まれているのですが、ウインドウに隠れてしまいスタッフロールなどでしか前景を見られないのは惜しいです。
 ダンジョンのグラフィックは荒いので、「精緻な3DCGが好きなんだ!」という方には少々目に付くかもしれません。
 キャラクターの顔グラフィックが選択可能、というそれ自体とても素晴らしいのですが、如何せん選べるアイコンの選択肢がどうにもコメントし辛い種族もあり色々と惜しいところではあります……。
 そんなわけで、★3でしょうか。
 人気絵師使ってグラフィックにめっちゃ気合入れるぜー! とかそういうの一切ないです。このゲームにおけるグラフィックはあくまで「イメージの手助け」以上のものではない、と考えるのが良いのではないかと。
 (個人的にはそのくらいのほうが好ましいですが……)
■サウンド:★★★☆☆
 こうるさいくらいの音楽が好きなので、物足りなさは感じます。
 が、ゲームの雰囲気には合ってますし、特に「竜の牙」BGMのラスボス感や「忘れられた地:深層」の隠しステージ感はある種たまらないものがあります。ああ、ここまで来たんだなあ……みたいな。
 すごく有り体に言ってしまうと普通。★3。
■シナリオ:★★★★★
 闇の巫女とやらが世界を滅ぼそうとしているようなので、世界を守護する「指輪」を取り戻して闇の巫女を張り倒します。シンプル。
 が、その背景にある設定は、シンプルどころの騒ぎではない作りこみ方の匂いがします。匂いがするだけでPCたちは別に深入りしません。が、「背景」を知っているNPCたちはバンバンと「背景」を匂わせます、がその解がゲーム内で明確に提示されることはありません。PCたちは冒険者に過ぎず、「指輪を取り戻して闇の巫女を倒すこと」なのが目的であって、「世界の真実」とかどうでもいい。……のだけれど、PCを介してPLが想像するのは勝手にドウゾ。
 実際このゲーム、その辺りの「設定」の投げ方に絶妙な部分があると思うのです。ということで、★5つ。
■総合:★★★★☆
 なんと言えばいいのでしょうか、このゲーム、「普通のRPG」なのだと思います。いまだかつてないシステムやシナリオ、秀麗なグラフィック、聞き惚れるようなサウンドがあるわけでもなく、ありがちなシナリオに名作を踏襲したシステム、必要な程度のグラフィックに必要な程度のサウンド。
 なのですが、それらを「過不足なく」ちゃんと作れば「非常に」良作になる。
 そんな感じです。
 もともとPS2版の移植であるため、PS2版を踏み台にして出来たバランスなのかも分かりません。が、移植する際に新ムービーだとかキャラ間の会話イベントだとかのとってつけたような要素に頼らない、というのは必要な姿勢だと思うのですけれど、どうなのだろう……。
 やや話が逸れましたが、このゲームは秀作と呼んで差し支えのないものであると思います。
 続編がPSPということでロード時間とか不安だったりもしますが、これは続編にも期待を寄せたいところです。

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