スマートフォンアプリ「三國志曹操伝ONLINE」が個人的にすごく面白いので推していきたいのですが、いまひとつ誰に推したものかよくわからないので、空中に向かって推していくことにしました。

三國志曹操伝ONLINE タイトル

三國志曹操伝ONLINEとは

三国志は魏の太祖、曹操を主人公にしたSRPGです。

三國志曹操伝 – Wikipedia

Wikipediaに個別記事がありますが、この「三國志曹操伝」、もともとは1998年にPC版として発売されたSRPGです。これにオンライン要素をくっつけてスマートフォンアプリとして数年前に韓国でリリース、今年9月に日本語版がリリースされた、という流れのようです。

なお私はPC廉価版をちょっと触ったことはあるのですが、PCの買い替えとかで結局クリアには至っていないので、PC版の三國志曹操伝はおおむねノータッチだと思っていただいて差し支えないです。

ゲーム概要

ゲームは大きく2つ、曹操が中国を平定していく流れを描いたストーリーモードである「演義モード」、他のプレイヤーと拠点を奪い合いながら領地を広げていく、ゆるめのオンライン戦略シミュレーションパートである「戦略モード」に大別されています。

「演義モード」と「戦略モード」はそれぞれ個別のモードではありますが、武将のレベルなどの育成要素、出陣 (戦闘) に必要な「兵糧」などのリソースが共有化されているため、基本的には「演義モード」と「戦略モード」を行ったり来たりしながらゲームを進行していくことになります。
戦闘は前述のとおり、いずれのモードでもSRPGです。

育成に必要な部分はおおむね「戦略モード」側に寄っています。なので「演義モード」は必ずしもやる必要はないのですが、このゲームに手を出すのであれば「演義モード」をやらないでどうする、みたいなところは正直あると思っています。

演義モード

ストーリーモード。PC版「三國志曹操伝」のストーリーを移植した「曹操伝」がメインになると思います。

ストーリーは「曹操伝」だけではなく、その前日譚にあたる「北部尉伝」や、「張角伝」「夏侯淵伝」「太史慈伝」など曹操以外の武将をピックアップしたものも配信されており、今後も随時追加されていく模様です。

三國志曹操伝ONLINE 演義モード

マップごとに推奨レベルやクリア目標 (条件を満たすとアイテムがもらえたりする) が設定されており、推奨レベルでクリア目標を満たそうとするなら、そこそこやりごたえのあるレベルのSRPGではないかと思います。

一方、「戦略モード」で充分レベルを上げてから「演義モード」に挑むことは可能です。SRPGが多少苦手でもレベルを上げて物理で殴れば敵は死にます、問題ありません。

「曹操伝」は選択肢によって複数の展開に分岐しますが、その中でも最大の見所は、やはりかの諸葛孔明が急に魔王になるルートではないかと思います。

三國志曹操伝ONLINE 魔王孔明

この「諸葛亮魔王」とかいう諸葛亮が魔王になった以上でも以下でもないハイパーダイレクト命名。
さておき、かの天下の奇才が魔王と化してしまった三国時代の命運やいかに!!

戦略モード

三國志曹操伝ONLINE 戦略マップ

ゆるめのオンライン戦略シミュレーション。
街などの拠点があるので、攻め落として自身の領土に加えて、開発して。……を延々繰り返していく感じです。

このゲームの主なリソースは、下記の2種になります。

  • 兵糧:主に出陣 (戦闘) 時に消費
  • 銀銭:アイテムの購入や、武将の入手・強化など様々な場面で使用

これらのリソースの主な獲得源は街なので、戦略モードで領地を拡大していくことが重要になります。

とはいえ「オンライン」戦略シミュレーション、手に入れた拠点を他のプレイヤーに奪われることもあります (同レベル帯のプレイヤーとランダムでマッチングされる模様)。

細かい話は省きますが、基本的には攻撃側が圧倒的に有利なので、このへんは「奪われたら奪い返す」くらいの割り切り方で充分運用可能です。Lv55前後の今現在だと、日によってかなりバラつきはありますがだいたい2-3日に1回くらい誰かから攻撃を受ける感じ?

いいところ

わりとガッツリ遊べる、かつリカバリが容易なSRPG

三國志曹操伝ONLINE 戦闘

「演義モード」の「曹操伝」に関しては、いくつか調整を加えつつも、基本的にはPC版の「三國志曹操伝」をほぼそのまま持ってきているようです。「当時の攻略サイトの情報が、ほぼそのまま使える」程度にはそのままっぽい。
先に記載したとおりPC版をちゃんと遊んでいない以上は断言出来ないところではありますが。

で、もともとコンシューマー向けなだけあって、ガッツリ遊べるSRPGです。

騎兵/歩兵/弓兵の3すくみとか地形相性とかいい塩梅ですし、武将ごとに固有のスキルを付与されているので、同じ兵種の武将でも意外と違う動きをしたりします。このへんやりこみの余地がかなりある感じがしています。

めちゃくちゃ理不尽なマップもほとんどありません。だいたいの事態は予測可能か対応可能。このへんはさすが人材豊富な曹操軍。

一方で、スマートフォンのゲームではサクッと遊びたいという向きもあるかと思います。その点このゲーム、「兵糧」や課金リソースであるところの「金銭」を微量消費しての「1手戻す」や「1ターン戻す」というコマンドが存在しておりいざという時のリカバリが大変容易です。そのため大きく巻き戻しを喰らうことはあまりなく、体感的にはかなりサクサクと遊べる印象です。

武将の入手がガチャじゃない

ここ地味に重要なところ。
正直、ここで武将ガチャ10連~とか言われて、程遠志とかめちゃくちゃたくさん出てきたらさすがに味わい深い顔にならざるを得ないところある気がしますし (特に程遠志をdisる意図はありません)。

三國志曹操伝ONLINE 武将系譜

武将は、基本的には「銀銭」と、ゲームを日々進めているとなんとなく増えていく「功績」というリソースを消費して入手します。比較的有名どころの武将 (つまり逸話がある程度の強い武将) は、より多くの「銀銭」「功績」を必要とします。

「金銭」を使わないと入手することが出来ない武将も一部存在はしますが、今確認できている範囲ではあくまでも一部程度のようです。

ちなみにガチャで手に入るのは、武将が装備する武器・防具類と、一部の便利な消耗品のようです。ぶっちゃけこのゲーム、そこまで頑張ってガチャ回さないと死ぬたぐいのゲームではなさそうです。

武将の育成をある程度オートで出来る

あくまで「ある程度」レベルですが。

このゲーム、「演義モード」を進める場合には「そのストーリーに関連する武将を入手して、(ある程度) 育成する」必要が出てくることがあります。しかしただでさえ1戦闘の時間が長めのSRPGで、多数の武将の育成とか面倒くさいにも程があります。
(前述のリソース「功績」を消費してレベル上げをすることも出来ますが、とはいえそこまで気軽に支払えるリソースでもありません)

しかしこのゲーム、「兵糧や武将の連続出撃可能回数が尽きる、あるいは敗北するまでフルオートで戦闘をブン回し続ける」という訓練モードが存在しているので、ダルいレベル上げはスマートフォンを使わない間に片付けておくことが可能です。
スマートフォンの充電にはすごく悪そうですが、まあ。

このへんの「日々の単純作業」になりがちな部分の手間を省く機能は、そこそこに揃っている印象です。

一部の武将のキャラクターがたいへん個性豊か

三國志曹操伝ONLINE 周瑜

まず吐き出す言葉がことごとくポエムになる美周郎のインパクトがすさまじい。
(なお上記は「今は攻める時ではない」的なことを言いたい模様。わかるかそんなもん)

その他にも「やたら挫折挫折とうるさい曹洪」「やたら薪を推してくる徐晃」「発言に四字熟語が多すぎる呂蒙」「自称インテリボンクラの風格漂う馬謖」etc、一部のキャラの尖らせ方がものすごいです。とはいえ尖らせ方も取ってつけたようなキャラクターではなく、正史・演義の逸話をある程度ふまえた上で尖らせている印象で、たいへん楽しいです。

わりとスナック感覚でアイテムやらが配布される

デイリーのログインボーナスでぽんぽん配ってきます。ありがたい。
現状、朝・昼・夕方の3回配布があるので、このへん好き嫌い分かれそうですが。

急に魔王になる諸葛亮

先の話にもありましたが、「三國志曹操伝」といえば魔王孔明。

諸葛亮が魔王になるルート、わりと賛否両論点なのではという気がしなくもありませんが、まず魔王孔明の存在を真面目に否とする人はたぶんこのゲーム自体向かないので大丈夫だと思います(?)

魔王を前に急に勇者とその仲間たちみたいなノリをかもしだす武将たちは必見です。実際問題勇者とその仲間たちには違いないのがまたずるい。

どうかというところ

テキストまわりのバグが多い

本当に多い。

  • 一部ハングルが残ってる (まあ小さめの文字ではあった)
  • 微妙に口調や呼称がブレる (翻訳挟んでるし仕方ないのかなあ。。)
  • 会話の合間に、違うタイミングのセリフが差し挟まれてくる (さすがに確認してほしかったレベル)
  • 「孔明」が「公明」になっている (だめだろ)
  • 急に野生の熊が曹操ッ面で喋りだす (笑った)

等々。

要素がかなり多い

このゲーム、説明していないだけで「演義モード」「戦略モード」以外にも出来ることがそれなりにあり、かつ情報量が全体的に多いので「あとから機能の存在に気付く」みたいなケースが割と多いです。

三國志曹操伝ONLINE お知らせ

宝の破片からの宝物調合で等級を絞れるなんてこのお知らせ見て初めて知ったわこんにゃろう。

「演義モード」ではマップへの配置位置が分からない

「演義モード」では「○番目の出撃メンバーが、マップのどの場所に配置されるか」の情報を戦闘前に参照できません。そのため初期位置で若干の不便を被ることがしばしば発生してしまう印象です。大きく部隊を複数に分けるようなマップでは、出撃メンバーの選択時にだいたいのグルーピングを色分けしてくれるのですが、何故かそれをしてくれないマップがあり、急に敵前に放り出される文官2名みたいなことが起こったりします。定軍山……。

「戦略モード」ではこのへん参照できるので、私が機能を見落としているだけの可能性が捨てきれないところではありますが。

魯粛のキャラ付けがかなりの演義仕様

なんでさ!!!!
あと周瑜と呂蒙と陸遜は等級Sなのに魯粛だけ等級Aってなんでさ!!!!!!

取り乱しました。
そもそも演義ベースのようですし、魯粛に関してはさておいて。

キャラクターを尖らせたゆえというところもありますが、どうしても武将のキャラクターがイメージと乖離してしまいがちな部分はあるのかなあ、というところではあります。ポエマー周瑜やボンクラインテリ馬謖あたりが顕著なところでしょうか。

まとめると

とにもかくにも「演義モード」が売りだとは思うのですが、「演義モード」を遊ぶための「戦略モード」が結構ゲームとして重いので、その辺しんどいところはあるゲームだよなあ、とは思います。

とはいえ、もともとはコンシューマーで出ていたようなボリュームのゲームを無料で遊べるのはかなり破格なのではと考える次第です。テキストまわりを除けば、バグっぽいバグにもほとんど遭遇しませんし。

なので、SRPGに忌避感のない、特に曹魏が好きな三国志好きはのんびりでも遊んでみて損はないのではないかなーと思います。是非。

それはそれとして

ところで「演義モード」で、

三國志曹操伝ONLINE 陸遜

ストーリー中かなりちゃんとしていた陸遜が、会心の一撃に際して急にそこそこポエミーなセリフを言い放ったり(あと「。」の改行位置が地味にじわじわ来る)、

三國志曹操伝ONLINE 戦闘会話

上司 (夏侯淵) に無茶な進軍を強いられた部下が「敵の本陣が手薄だ!」の激励にやたらうまいこと切り返してきたり、

三國志曹操伝ONLINE 戦闘会話

戦闘中に急に敵軍のおっさんのトリビアルな事実が判明したり、

三國志曹操伝ONLINE イベント

「なお三国志において魔王が存在することはもはや前提であるものとする」みたいなモノローグをさしはさまれたり (あとそれはそれとして黄巾党の張角になんか大層な背景が) と、なんというか随所がいまひとつ掴みどころのないテンションで進行するので、爆笑とまではいかないんだけれどちょっとフフッてなる程度の小ネタみたいなのが好物だとわりと愛せるのでは、というような気がしなくもありません。

許褚とかは曹操軍のにっこりほっこりマスコットと化しているのでおすすめです。

おすすめです!!!!

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